ワサラ|WASARA
みんなの心を潤す“紙の器”wasara(ワサラ)
手に取ると、すっと馴染んで安定感がある。食べ物や飲み物をひき立たせる。WASARAのフォルムと質感は、今までの使い捨ての器とはまったく異なります。
違和感なく受け入れられる有機的な形と、手作りの風合いを表現した質感は、器を手に持つという習慣のある日本人だからこそ生まれた機能美です。その微妙な造形から、器の豊かな個性がよりいっそう浮かび上がってきます。
食材や料理に合った器を選ぶこと。それは、日本人にとってごく当たり前の行為です。
あらゆる食のシーンにおいて、こんなにも器選びに気を配る国は、おそらく他にないでしょう。世界でも有数とされるその食文化の豊かさは、器文化のあり方にも明らかに反映されてきたのです。
目と舌で食事を楽しみながら、食材や器から季節を感じる。気のあう仲間と集うちょっとした場でも、WASARAが彩りを添え、豊かであたたかい空気感を創りだす、そんな器です。
紙の器である以上、使われるのはその場限りですが、原材料の葦やバガスはいずれ土に還っていく素材です。
葦は生命力が強く、枯渇する心配のない植物です。また、さとうきびから砂糖の原液を搾り取った後に生まれるバガスは、廃棄されてしまう事もありますが、紙の原料としてすぐれた性質を備えています。
つまり、木材パルプのかわりに、非木材の葦やバガスを使うことは、資源の有効利用につながることになるのです。WASARAは、限りある資源を最大限に活かすという、そんなあたりまえのことに豊かさというエッセンスを加えた環境に優しく、人を楽しませる器なのです。