肉厚な極上のアンチョビ塩漬
アンチョビの本場チェターラから
アンチョビとは、カタクチイワシを塩漬けして発酵させたもので、古代ローマ時代に、イワシを保存する方法として生み出されたと言われています。イタリアの漁村チェターラ(Cetara)は昔から漁業の村であり、カタクチイワシ等の名産地として有名です。職人たちは伝統的な製法を守り続け、今でも手作業で丁寧にアンチョビを作っています。
地中海で獲れた身の大きなカタクチイワシ(alici)は、新鮮な状態のまま加工場へ運ばれ、頭と内臓を取り除き、塩水できれいに洗い、塩とともに仕込んでアンチョビにしていきます。
オリーブオイル漬けのアンチョビに比べ、魚の美味しい風味がより感じられる塩漬。新鮮なカタクチイワシを伝統的な製法で8、9か月間、塩に漬け込み、熟成させています。
召し上がり方
アンチョビの塩漬けは、指で身を開き、骨を外し、流水でよく塩をとからご使用ください。身がしっかりしており、カタクチイワシの風味が際立っています。和食にもおすすめです。
アンチョビ&ニンニクのトマトソースパスタ:
ニンニク 1片をみじん切りにし、塩漬けアンチョビ(3尾)は、指で身を開き骨を外し流水で塩をとり、細かく刻みます。フライパンを中火にかけ、少したっぷりめにオリーブオイルを入れ、ニンニクとアンチョビを入れます。
アンチョビの姿がなくなったら、小さく切ったミニトマト(1カップ)を入れ、トマトが柔らかくなるまで弱火で煮込みます。パスタの茹で汁を少し入れ、乳化させます。これをパスタと和えて完成です。お好みでイタリアンパセリのみじん切りをのせても。仕上げにオリーブオイルをたっぷりと。
アンチョビ風味のアリオ・オリオ・ペペロンチーノ:
フライパンにオリーブオイルを入れ、つぶして香りを出したにんにく、唐辛子、そしてアンチョビを入れ、熱します。茹でたパスタをよくからめ、お皿に盛りつけて。
グリーンサラダのアンチョビソース(4人分):
ニンニク1片と、下処理した塩漬けアンチョビ8枚をすり鉢で磨り潰します(すり鉢がない場合には、ごく細かいみじん切り)。白ワインビネガー大さじ1とエキストラバージンオリーブオイル適量を加えてよく混ぜ、乳化させます。
冷水で洗い、パリッとさせたチコリなどのグリーンリーフをお皿にのせ、アンチョビソースをかけてお召し上がりください。