受け継がれる機能
セイコー5スポーツのルーツは、1963年に発売した「セイコースポーツマチック5」(通称:セイコーファイブ)にまで遡ります。当時、国産初の自動巻きデイデイトモデルとして発表されたセイコーファイブは、その名の通り5つの先進的な機能を備えており、これまで主流だったレザーストラップを用いたドレスウオッチと一線を画した、アクティブシーンにマッチするスペックは目新しく、世界的な人気を獲得しました。
それから5年後、1968年に加速するスポーツブームに応えるセイコー5スポーツが誕生。セイコーファイブ以上の防水性能、夜光塗料による暗所での視認性の確保、強化ガラスの採用など、スペック面で進化を果たすだけでなく、前衛的なビビットカラーをアクセントとしたスポーティなデザインは、多くの若者に受け入れられ、一世を風靡しました。
セイコー5スポーツは、その後国産初の自動巻きクロノグラフを発売するなど、機能・デザインの両面で独自の進化を遂げ、これまで半世紀にわたって、世界中の多くの人々に親しまれてきました。
現在の“新生”セイコー5スポーツは、多様な感性や価値観が飛び交う現代を象徴するスタイルをデザインコンセプトに、50年以上の歴史あるセイコー5スポーツのDNAを現代にアップデートしたメカニカルウォッチです。